最終更新:2026-05-04
業務用エアコン「エラーコード」の原因:E5:モーター過電流・過負荷
修理費用
30,000〜100,000円
対応時間
翌日〜3日
発生頻度
発生頻度:中
応急処置
ブレーカーをOFFにして10分後に再投入してください。再発する場合はモーターまたはインバーター基板の故障が疑われます。無理に運転を続けると焼損・発煙につながるため、再発時は運転を停止してください。
確認手順
- 1ブレーカーOFF→10分後ON でエラーが再発するか確認する
- 2電源電圧が適正範囲(200V機器は198〜242V)か確認する
- 3同一回路で他の大型電気機器が同時稼働していないか確認する
- 4室外機ファンが手で回したとき(電源OFF時)スムーズに回転するか確認する
- 5焦げ臭い・煙が出ていないか確認する
専門家コメント
E5(過電流)は機器の故障だけでなく、電源環境(電圧低下・電圧不均衡)が原因のケースが約15%あります。修理依頼前に「他の電気機器も不安定でないか」「ブレーカーが古くないか」を確認することで、不要な部品交換を防げます。三相200V機器の場合は各相電圧のバランスも確認が必要です。(電気主任技術者監修)
実際の事例
電圧低下が原因でE5エラーが連発したケース
「E5エラーが毎日夕方に出る」との依頼。測定すると夕方の電力需要ピーク時に電圧が192Vまで低下していた(正常値198V以上)。エアコン自体に故障はなく、電力会社に相談して変圧器の調整を実施。以後エラーは消えた。機器より電源環境が原因だった事例。
真夏の猛暑日:室外機ファンモーターがロック
気温38℃の日にE5エラーで停止。ファンモーターの軸受けが高温で焼き付き回転ロック。過電流保護が作動した。モーター交換で復旧。費用約5万円。
電源電圧不安定地域でE5エラー頻発
山間部の施設で夏季にE5エラーが週1〜2回発生。電圧測定で運転時に188Vに低下することを確認(規定200V)。電力会社への連絡と施設内昇圧器設置で解消。
コンプレッサー巻線劣化によるE5エラー
設置12年の機器で起動のたびにE5エラー。コンプレッサーの巻線が絶縁劣化し始動電流が過大に。コンプレッサー交換費用が高額なため買い替えを選択。
よくある質問
Q. 電圧が低い場合、エアコン以外への影響はありますか?
A. 電圧低下は建物全体の電気設備に影響します。他の電気機器でも動作不安定が起きていないか確認してください。電圧異常が疑われる場合は電力会社または電気工事士に相談することを推奨します。
Q. E5エラーが出た状態で焦げ臭いがする場合はどうすべきですか?
A. 即座にブレーカーをOFFにしてください。焦げ臭いは電気部品の焼損が進行しているサインです。発煙・発火のリスクがあるため、復旧作業は行わず業者に緊急連絡してください。
Q. E5エラーはどの部品の問題が多いですか?
A. コンプレッサーモーターが最多原因で、次いでファンモーター、コンデンサー(始動・運転)の順です。発生時の状況(起動時か運転中か)で絞り込みができます。
Q. 電源電圧不足によるE5エラーはどう対処しますか?
A. 電圧測定で195V以下(200V機種)の場合は電気工事が必要です。まず電力会社に相談し、施設側の問題であれば電気工事士に依頼してください。
Q. E5エラー後にリセットして使い続けて大丈夫ですか?
A. モーターへの過負荷が継続するため、原因特定前の繰り返し使用は危険です。リセット→再発の場合は使用を中止し速やかに業者診断を依頼してください。
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