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最終更新:2026-05-04

業務用エアコン異音」の原因:コンプレッサー異音(ゴー・ブーン)

修理費用

60,000200,000

対応時間

要見積

発生頻度

発生頻度:中

応急処置

「ゴー」「ブーン」という低い唸り音が室外機から常時する場合、コンプレッサーの劣化が疑われます。冷却能力に問題がなければ経過観察も可能ですが、音が大きくなる・振動が増す場合は即時停止してください。

確認手順

  1. 1音が室外機のコンプレッサー部分(底部中央)から出ているか確認する
  2. 2冷却能力が同時に低下していないか確認する
  3. 3設置から7年以上経過しているか確認する
  4. 4音が起動直後のみで数分後に収まるか・常時鳴り続けるか確認する
  5. 5室外機の防振ゴムが劣化・脱落していないか確認する

専門家コメント

コンプレッサー異音の診断には聴診棒(スタッドフォン)を使った音源特定が有効です。自己判断で「コンプレッサーが原因」と断定せず、まず防振ゴム・ファン・配管の振動を一つずつ確認する順序が重要です。経年劣化した防振ゴムの交換だけで解決するケースが全体の約30%あります。(建築設備診断士監修)

原因を特定できていない場合

5つの質問に答えるだけで原因候補を絞り込めます

実際の事例

マンション1階の店舗、室外機の騒音でクレームが発生したケース

上階住民から「夜中にうるさい」とクレーム。測定すると深夜の室外機騒音が規制値を超えていた。コンプレッサーの劣化と防振ゴムの完全劣化が重なり振動が増幅されていた。防振ゴム交換と防音パネル設置で解決。騒音測定報告書を作成し、住民への説明にも活用した。

美容室の壁掛けエアコンでコンプレッサー異音が半年間放置されたケース

「去年の冬頃からゴーゴーうるさくなった」と6月に相談。確認するとコンプレッサーの異音が顕著で、冷媒油不足による内部磨耗が疑われた。冷媒量の確認では問題なかったが、油管理の観点から早期交換を勧めた。機器は12年目でコンプレッサー単体の修理(120,000円)より機器交換(170,000円)を選択。6ヶ月間の放置でコンプレッサー内部の磨耗が進行しており、もう少し遅ければ焼損していたとのこと。異音は必ず早期に点検を、という事例になった。

倉庫の業務用エアコンで冬季の異音から冷媒混入を発見したケース

冬場の暖房運転中に「ゴロゴロという重い音が出る」と連絡。コンプレッサー始動時の一時的な異音と予測していたが、点検するとコンプレッサー内部に冷媒液が混入している「液バック」状態と判明。長期間停止後の暖房起動時に発生しやすい現象。ポンプダウン操作とコンプレッサーの予熱処理で改善。部品交換不要で費用8,000円(診断費のみ)。季節の変わり目に長期停止した機器を起動する際は、低速運転で5分ほど暖機運転することを推奨した。

よくある質問

Q. 防振ゴムの交換だけで音が改善することはありますか?

A. あります。防振ゴムの劣化・脱落が原因の場合、交換だけで大幅に音が改善します。費用は5,000〜15,000円程度で、コンプレッサー交換と比べ大幅に安価です。まず防振ゴムの状態を確認してもらうことを推奨します。

Q. コンプレッサーの唸り音は騒音規制の対象になりますか?

A. 業務用エアコンの室外機騒音は地域によって規制値(深夜45〜50dB等)が定められています。近隣からの苦情が入った場合は早急な対応が必要です。防音カバーの設置も有効な対策の一つです。

Q. コンプレッサーの異音の種類で原因は変わりますか?

A. 「ゴー・ゴロゴロ(低周波)」はコンプレッサー内部磨耗・液バック。「バン・カン(金属打撃音)」は内部破損で即停止が必要。「ブーン(振動音)」は固定ボルト緩みで比較的軽微です。音の種類と時期(起動時のみか常時か)を業者に伝えると診断が速くなります。

Q. コンプレッサーの寿命はどのくらいですか?

A. 業務用の場合10〜15年が目安ですが、清掃頻度・冷媒管理・起動・停止の頻度によって大きく変わります。高頻度の短時間運転(30分未満のON/OFFの繰り返し)はコンプレッサーへの負荷が大きく、寿命を縮める原因になります。

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