最終更新:2026-05-04
業務用エアコン「水漏れ」の原因:冷媒不足による室内機着霜・溶け水
修理費用
30,000〜80,000円
対応時間
翌日〜3日
発生頻度
発生頻度:低
応急処置
室内機の熱交換器が霜で覆われ、それが溶けて水漏れとなるケースです。冷媒不足が原因のため、運転を停止して送風のみ(冷房OFF)で霜を溶かし、業者に冷媒補充を依頼してください。
確認手順
- 1室内機の吹き出し口から白い霧・霜が出ていないか確認する
- 2室内機のフィルターを開けて熱交換器が着霜していないか確認する
- 3冷房の効きが同時に低下していないか確認する
- 4室外機の配管接続部に着霜がないか確認する
専門家コメント
冷媒不足による着霜は「冷えが悪い」「水が漏れる」の2症状が同時に起きるのが特徴です。ドレン詰まりとの違いは、着霜の場合は熱交換器の表面に霜または大量の結露水が確認できる点です。発見した場合は即時運転停止し、送風モードで霜を溶かしてから業者に連絡してください。(冷凍空調技士監修)
実際の事例
夏の冷房中に室内機下が水浸し、着霜が原因だったケース
「冷房中なのに床が水浸し」との緊急依頼。室内機を確認すると熱交換器全体が厚い霜で覆われていた。冷媒量を測定すると規定量の60%まで低下。2年前に別業者が行ったフレア工事の不良による微細な漏れが継続していた。漏れ箇所修理と冷媒補充で復旧。フレア工事品質の重要性を再認識した事例。
飲食店エアコン:夏季高負荷時に室内機下から水が滴る
冷媒量が少なく蒸発器が過冷却で霜付き→運転停止中に霜が溶け大量の水が落下。フレア接続部からの微少漏れを発見し修理後に冷媒補充。以降は水漏れなし。
冬季の外気温低下時に室内機から水漏れ
暖房運転時に冷媒量不足で蒸発器が凍結→融解サイクルが繰り返し発生。初めは「冬なのに水漏れ?」と原因特定に時間がかかった。冷媒補充で即解消。
設置8年の機器で室内側に霜がびっしり付着
霜の量から「デフロスト不良?」と疑われたが、実際は経年の冷媒自然漏洩で量が減少していた。漏れ修理と冷媒補充の両対応で正常化。
よくある質問
Q. 霜取り運転と着霜による水漏れの違いは何ですか?
A. 暖房時の霜取り運転は正常動作で、室外機の熱交換器の霜を溶かすために一時的に暖房を停止します。一方、冷房時の室内機着霜は冷媒不足のサインで異常です。冷房時に室内機から水が大量に漏れる場合は業者確認が必要です。
Q. 着霜が起きるとどのくらいの水が漏れますか?
A. 着霜の程度によりますが、熱交換器全体が霜で覆われた状態から溶けると、数百ml〜数リットルの水が発生します。ドレンパンの容量(通常1〜2L)を超えると溢水します。
Q. 着霜の原因はいくつかありますか?
A. 主な原因は①冷媒不足(今回のケース)②フィルター目詰まりによる風量不足③蒸発器の汚れ、の3つです。まずフィルター清掃を行い改善しない場合は業者による冷媒圧力測定を依頼してください。
Q. 冷媒補充だけで解決しますか?
A. 漏れがある場合は補充だけでは再発します。漏れ箇所の特定・修理後に補充する必要があります。漏れを放置して補充を繰り返すと法的義務違反になる場合もあります。
Q. フロン類の補充は自分でできますか?
A. フロン類の充塡作業には「第一種フロン類充塡回収業者」の登録が必要です(フロン排出抑制法)。個人での充塡は法律違反となります。必ず認定業者に依頼してください。
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