最終更新:2026-05-05
業務用製氷機「製氷できない・製氷量低下」の原因:冷媒ガス漏れ
修理費用
30,000〜80,000円
対応時間
翌日〜3日
発生頻度
発生頻度:中
応急処置
製氷皿下部の蒸発器に霜が全くついていない場合は冷媒漏れの可能性が高い。使用を一時中断し、業者に点検を依頼する。換気を確保し火気に近づけない。
確認手順
- 1製氷皿下部(蒸発器)に霜が均一についているか確認(正常時は白く霜がつく)
- 2コンプレッサーは動作しているが製氷されない状態か
- 3配管や蒸発器周辺に油染みがないか目視確認
- 4製氷サイクルは始まるが完了しない状態か確認
専門家コメント
製氷機の冷媒漏れは徐々に進行するため、製氷量の変化に気づきにくいのが特徴です。月1回の製氷量チェック(1時間あたりの製氷個数)で早期発見できます。(冷凍空調技士 監修)
実際の事例
ホテルバーでの製氷機冷媒漏れ事例
製氷量が2週間かけて徐々に低下。蒸発器の霜付きがなく冷媒漏れと診断。配管継手亀裂の溶接修理+冷媒充填で復旧。費用6万円。設置9年目の機器。
バー:夏季に製氷量が半減しアイスが間に合わない
7月の繁忙期に1時間あたりの製氷量が通常の半分に低下。冷媒漏れで蒸発器の冷却能力が低下していた。フレア接続部からの微少漏れを発見・修理後に冷媒補充。以降は正常量を確保。
真夏のみ製氷不足が発生するパターン
春〜秋は使えるが夏だけ製氷量が足りないという相談。気温が高い時だけ影響が出る冷媒量の境界値での漏洩。漏れ修理と補充で年間通じて安定稼働を実現。
製氷機からシュー音と油汚れを確認
機器後部から「シュー」という音と茶色い油汚れを発見。冷媒漏れと共に冷凍機油が流出していた。漏れ修理・油補充・冷媒補充で復旧。放置すればコンプレッサー損傷につながっていた事例。
よくある質問
Q. 冷媒ガス漏れはなぜ起きますか?
A. 配管継手の劣化・振動による亀裂・腐食が主な原因です。業務用製氷機は年間数千回の製氷サイクルがあり、熱応力による金属疲労が蓄積します。設置から5年以上経過した機器は漏れのリスクが高まります。
Q. 冷媒ガス充填だけで修理できますか?
A. 漏れ箇所を修理せずに充填だけでは再発します。漏れ箇所の特定・溶接修理・充填の順で対応が必要です。フロン類の充填は資格者のみが実施できます。
Q. 冷媒漏れかどうか確認する方法は?
A. 業者による漏えい検知器(ハロゲンリーク検知器)での測定が確実です。目視では蒸発器の霜付き状態や油汚れで推測できます。50kW以上の機種は法定点検(3ヶ月ごと)義務があります。
Q. 冷媒漏れの修理費用の目安は?
A. 漏れ箇所修理+冷媒補充で30,000〜80,000円が目安です。漏れ箇所が複数ある場合や交換部品が多い場合はさらに費用が増えます。
Q. 業務用製氷機のフロン排出抑制法の義務を教えてください。
A. 業務用製氷機は第一種特定製品に該当します。50kW以上は3ヶ月ごと、7.5kW以上50kW未満は年1回の定期点検義務があります。点検記録の保存も義務です。
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