最終更新:2026-05-05
業務用冷蔵庫・冷凍庫「霜付き・庫内結露」の原因:デフロストヒーター故障
修理費用
20,000〜60,000円
対応時間
翌日〜3日
発生頻度
発生頻度:中
応急処置
手動デフロスト機能がある機種では一時的に強制デフロストを実施する。霜が厚く付いている場合は温かい水で溶かさず(急激な温度変化は機器に悪影響)、自然解凍または業者に依頼する。
確認手順
- 1蒸発器全体に過剰な霜・氷が付着していないか(2cm以上の厚さは異常)
- 2定期的なデフロスト(霜取り)運転が実行されているか確認
- 3デフロスト後も短時間(数時間)で霜が再付着していないか
- 4冷却不足も同時に発生していないか(デフロストヒーター故障は冷えにも影響)
専門家コメント
デフロストヒーター故障は見落とされやすい故障のひとつです。蒸発器への過剰な霜付きは空気の通路を塞ぎ、冷却効率を著しく低下させます。定期的な庫内清掃時に蒸発器の霜付き状態を目視確認することを推奨します。(冷凍空調技士 監修)
実際の事例
業務用冷凍庫のデフロスト故障事例
冷凍庫内の霜が急増し、冷却不足も発生。点検でデフロストヒーター断線を確認。交換後は正常な霜取りサイクルが復旧。費用4万5千円。
焼き鳥店の冷凍冷蔵庫でデフロストヒーター故障により冷凍庫が使えなくなったケース
「冷凍室に霜がびっしりついて扉が開かなくなった」と連絡。デフロストヒーターの断線で自動霜取りが機能しなくなっており、1週間分の霜が蓄積していた。まず手動デフロスト(電源OFFで自然解凍、約6時間)を実施し、その後ヒーター交換を実施。費用28,000円(部品+作業)。「霜がつきすぎたから強制除霜モードを繰り返していた」とのことで、それが原因特定を遅らせた。自動除霜が動いているかの確認方法(タイマーの動作確認)を説明した。
給食センターの冷凍庫でデフロストヒーター交換を行ったケース
給食センターから「冷凍食材の品温が上がっている」と報告。庫内温度が-5℃(設定-18℃)まで上昇。デフロストヒーターが誤作動して通常運転時も発熱を続けていることが判明(逆の故障パターン)。ヒーター交換で正常化。費用32,000円。冷凍食材(400人分の給食用)が廃棄リスクにさらされていた緊急案件。毎日の庫内温度記録が問題の早期発見につながった事例として、HACCPの実践効果を担当者に伝えた。
よくある質問
Q. デフロストヒーターとは何ですか?
A. 蒸発器(冷却器)に定期的に熱を与えて霜を溶かす電熱ヒーターです。通常6〜12時間ごとに自動で霜取り運転が実行されます。ヒーターが故障すると霜が蓄積して冷却効率が低下します。
Q. デフロストヒーターの交換費用はどのくらいですか?
A. 業務用冷蔵庫のデフロストヒーター交換は20,000〜60,000円が目安です。機器の分解が必要なため作業時間が長く、機種によって費用が大きく変わります。
Q. デフロストヒーターの故障をどうやって判断するのですか?
A. 冷凍室の霜が1週間以内に5mm以上蓄積している場合、デフロスト機能の異常が疑われます。正常なら自動除霜が作動して霜が一定量以上蓄積しません。電気式霜取り(ヒーター式)の機器は、タイマーが設定通りに動作しているか確認することも有効です。
Q. 霜付きが起きている冷凍庫の食材はどうすればいいですか?
A. まず庫内温度を実測してください。-15℃以下が維持されていれば食品安全上は問題ありません。霜で扉が閉まらない場合は食材を別の冷凍庫へ移動し、電源を切って自然解凍(6〜8時間)後に業者を呼ぶのが安全な手順です。
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